【しょうが】栄養の参考書ー胃腸を温め風邪の予防

栄養

・ひと片24グラム(7kcal)

100gあたり

・糖質(4.5グラム)

・食物繊維(2.1グラム)

・たんぱく質(0.9グラム)

 

豊富な栄養素

マンガン・モリブデン・銅・マグネシウム・カリウム・セレン・鉄・ビタミンB6・ビタミンC・ナイアシン・パントテン酸など

 

体質・症状の相性

  • 胃腸弱い…◎

  • 消化不良…◎

  • 高血圧…×

  • 血行不良…○

  • 微熱…×

  • 冷え性…◎

  • 老人…○

  • 小児…○

  • 妊婦…○

 

西洋医学的効能(現代の研究より)

●抗酸化作用…生姜の抽出物が抗酸化作用を持つ

●抗菌作用…辛みの成分のジンゲロンはブドウ球菌、トリコモナス、真菌を抑制する作用がある

●血圧上昇・発汗解熱作用…正常な状態のマウスに生姜を与えても体温変化や発汗作用はなかったが、発熱しているマウスに対しては発汗を促し、解熱作用を示す研究結果が出た

 

東洋医学的効能

●解表散寒(ゲヒョウサンカン)…寒気を追い払い、風邪に効果がある

●温肺止咳(ウンパイシガイ)…肺の機能を高め、咳を止める

●温中止嘔(ウンチュウシオウ)…胃腸を温め、胃腸の冷えを伴った嘔吐を止める

●除臭解毒(ジョシュウゲドク)…食物の生臭を除き、毒を解く

 

摂り方

生姜は寿司や煮物などの料理によく付け合せられますが、これらの料理は体を冷やす食物の「寒性」と気を降ろす性質を持つ場合が多く、胃腸を冷えから守る意味で大変優れています、酢、塩、砂糖、蜂蜜、味噌とは相性がいいので、これらの調味料を使う際は体質・症状を見て生姜を加えるとより効果が出るでしょう。