運動前のストレッチはパフォーマンスを下げる⁉︎
むろちゃんです。
競技前のストレッチは、傷害予防や運動パフォーマンスの向上に効果があるとされてきましたが、近年ではストレッチ後は筋出力の低下(筋力自体は保たれているが、その力が発揮出来ない状態のこと)を引き起こすことが報告されて話題となっています。筋出力が発揮できないと、激しい運動でパフォーマンスが低下してしまい、傷害を起こすリスクは増加します。
ただし、ストレッチの種類とその効果を把握していれば問題はありません。
●ストレッチの種類
①ダイナミックストレッチ
身体を動かしながら反動を用いて筋肉を伸ばす方法。ラジオ体操などが該当。
②ダイナミックストレッチスタティックストレッチ
反動を用いることなく筋肉を伸ばして、しばらく静止する方法。
●ストレッチの効果
①可動域の拡大
②筋由来の疼痛軽減
③筋長増大
④筋緊張の低下
⑤運動パフォーマンスの向上
スタティックストレッチは効果の①②③④が該当します。リハビリ治療にも多用されています。
ダイナミックストレッチは⑤の効果が高く、④の筋緊張の低下は起こらないために筋出力を下げることはありません。
つまり、運動前にダイナミックストレッチを行い、普段からダイナミックストレッチを実施することで傷害予防につながります。
それではお時間です、さようなら。