お灸っていいんだよ

お灸と聞くと「熱そう」「火傷しそう」などのイメージがあるかとは思います。
懲らしめる、制裁を与えるといった意味から「お灸を据える」なんて言葉もあります。

本来は「お灸を据えて、病気を治そうとする」治療法なのです。

お灸の効果

①血行改善で免疫力アップ
体に温熱刺激を与えることで、筋肉や血管、リンパが刺激されます。すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか、リンパの流れが改善されますから、むくみの解消にもつながります。さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。

②さまざまな症状に適応
お灸の刺激により肩こりや腰痛だけではなく、冷え性やむくみにも効果があります。また自律神経を整えることでストレスや不眠、生理痛を抑えたりと体のさまざまな症状の改善が期待できます。

③鎮痛、リラックス効果
もぐさにはチネオールやテルペンという精油成分があります。チネオールには鎮痛作用、テルペンにはリラックス作用があり、もぐさを燃やした際にでる煙にも含まれています。もぐさの匂いにもリラックス効果があるので、お灸の効果を高めるためには煙も大切な要素だといえるでしょう。

お灸のやり方

もぐさを米粒ほどの大きさにして据える方法もありますが、当院では箱灸や棒灸を使って体を温めています。

箱灸

棒灸